データバトルを知っていますか?
みなさんは「データバトル」を知っていますか?
「データバトル」とは、1995年に(株)トミー(現在の(株)タカラトミー)から発売された電子ゲームです。
ゲームの内容を簡単に説明しますと、「頭・体・腕・脚のパーツを自由にカスタマイズして自分だけのロボットを作り、ロボット同士でバトルさせる」というものです。
※ちなみに、データバトルではこのロボットのことを「メタルソリッド」と呼びます。
「カスタマイズ」、「ロボット」、「バトル」という小学生男子が狂喜しそうなワードがてんこ盛りのゲーム内容であったにも関わらず、当時はあまりヒットしなかったようです。
ヒットしなかった理由としては、
◯初代プレステがすでに発売されているような時代に、白黒2色の液晶ゲームであったこと
◯肝心のバトルシステムが最初に攻撃、防御等のおおまかな作戦だけ指示して、あとは「戦闘終了まで見守るだけ」という地味なものであったこと
◯その割に強気な値段設定であったこと(定価9,800円!)
など、ざっと思いつくだけでも然もありなん・・・という感じなのですが、小学生で無類のロボ好きだった私は近所のハローマックで2,000円ほどで投げ売りされていた「データバトル」を父に買ってもらい、遊ぶほどにその面白さにのめりこんでいきました。
データバトルは、地味なゲームながら、「倒した敵ロボットから新しいパーツがもらえる」、「パーツの組み合わせ次第で強力な必殺技が発動する」、「ロボット同士を融合させて新しいロボットを作る」といった、意外と奥深いやりこみ要素を持っていたのです。
ただ、その面白さを共有しようにも、当時周りの友達は誰も「データバトル」の存在すら知らず、「データバトル?なにそれ??」状態だったことからもお察しのとおり、現在、ネットで「データバトル」と検索してみても、ほとんど情報は出てきません。
ヒットしなかったゲームなので当然といえば当然なのですが、「このままではこの名作が歴史の中に埋もれ、忘れ去られてしまう…!」との危機感と使命感から、データバトル保存会なる非公式団体(現在会員1名)を設立し、データバトルに関する情報を保存していくことにしました。
当時遊んでいた実機は遊びすぎて壊してしまいましたが、幸いにもヤフオクで未使用品を入手することができましたので、ポチポチ遊びながら少しずつですが情報をアップしていきたいと思います。